innocent fishing life

湘南葉山へボート釣りに行ってきた。

ボート屋さんはH.F.C葉山釣具センター。

ここは様々な釣りメディアでも紹介されており、関東周辺の中でも相当に有名な釣具屋

兼貸ボート屋さんなのだけど、ボクがこの釣り場に来たのは、社会人2年目の頃の初夏に、

会社の部署のレクリエーションでキス釣り大会を開催して以来、実に19年ぶり。

というのも、ここの週末のボートはとても混雑するイメージがあり、これまでなんとなく

足が向かなかったのだ、、、。　でも、今日は平日の金曜日。

ならばということで、だいぶ肌寒くなった秋の未明に、車を葉山に向かって走らせた。



お店で受付を済ませ、ボート乗り場のある浜辺に降りて行くと、少し風があるものの空を

見上げれば気持ちの良い秋晴れ。そこそこの釣り日和になりそうな中、他のボート客と

共に船外機で引き船されながら、鳥居の島周りに向かっていざ岸払い!!。



沖に出ると、鳥居周りには平日にもかかわらずもう既に結構な数のボートが浮かんでいた。

その多くがロッドをシャクリあげている。やはりエギングの人気は根強いのだ。

そう言うボクの本日の狙いは、午前中にカワハギを揃えてから、後半にアオリイカという二刀流。

先週の小網代湾でのカワハギの微妙な釣果をリベンジしたいと願いつつ、やはりエギングも

捨てがたいのだ。　“二兎を追うものは一兎をも得ず”という言葉が脳裏によぎるのだけど、、。


この場所は初めてということで、どこがポイントなのかあまり良く分からず、魚探を睨みながら、

しばらくボートを漕ぐこと数分、ようやく鳥居の北西約200mほどの水深が5m～12mへと落ち

込む根際にとりあえずアンカリングをして、実釣開始。



まずはカワハギから。

期待に胸を膨らませながら、仕掛けをセットし、餌のアサリを付けてまずは第一投、、、、

すぐにココッココッと明確なアタリ、、が、聞きアワセても、まるで手応えが無い。

仕掛けを上げてみるとキレイにアサリが無くなっている、、、。

でも、まあいいのだ、これは想定内。

先週の釣行から一週間、反省しながらシミュレーションを続け、いかにこの難しい

カワハギのアタリを狙って掛けるかが今日のテーマなのだ。

が、その後も、、、

ココッココッ、、スカッ、、ココッココッ、、スカッ、、、、、

タタキ、タルマセ、ハワセを織り混ぜてみるものの、まるで、掛けることが出来ない、、、。

いや、、餌取り名人といわれるカワハギをいかに掛けるかが、この釣りの醍醐味ということは

重々承知なのだが、想定以上に掛らない、、ハリや餌の付け方を色々替えたりしたのに、

それにしても掛らなさ過ぎではないか、、、

ポイントを変えようにも、いつまでも絶え間なく続くアタリに動きに動けず、、、。

一枚のカワハギを釣るのに、これほどまで苦労したことがあっただろうか、

何かが間違っているのか、それともボクの釣りのセンスが根本的に欠けてしまったのか、、、。


アサリを1パック使い切った頃には、、ゲッ、、、とうとうお昼近くになってしまった。

これでは、今日のもうひとつの予定であるエギングの時間が無くなってしまう、、、。

ふと周りのボートを見渡してみると、どうやらポツポツとアオリイカが上がっている様子。　

とうことで、泣く泣くカワハギ釣りを一時中断して、傷心のままエギングにチェンジ。


すると、、、数投目ですぐに、ズンッと竿先が止まったではないかっ。

うあっはっはっー、、、釣りのセンスはまだあったのだ!!。。

上がってきたのは500gほどの食べ頃サイズ。　むーん、いいじゃないか。

引き続き、とりゃっとエギを投入すると、またもや数投目でラインが不自然にフケた。

ゆっくりアワセてみると、またもやズンッ!!。

残念ながらこちらはバラしてしまったのだけど、いやーエギングは調子いいんじゃない?。


そのまま続けていれば、あと1～2杯はアオリイカを追釣できそうな気配だったのだけど、

どうしても気になるのは、まだまともに釣れていないカワハギ、、、。

そこで、ポイントを少し移動して、意を決し再びカワハギに挑戦。　だけど、、またしても、、、

ココッココッ、、スカッ、、ココッココッ、、スカッ、、、、、

そうこう悶絶しているうちに、、、無念のタイムアップ!!　嗚呼、ダメだ、こりゃ、、、。



くっ、、悔しい、、何故だ、、何故なのだ、、、この屈辱を抱えたままでは、今シーズンは

まだまだ終われない、、必ずやリベンジを、、、。　

などと、目に染みる日差しに強く誓う秋の午後なのでした、、、。